今号のニュースでも採り上げましたが、文部科学省は、図書館司書(と
学芸員)の資格を得るために必要な大学の単位や科目数を増やす方針を
まとめたそうです。ネット時代の司書の専門性を高めるねらいで、2012
年度からの実施。ちと遅いかとも思いますけど。
一方、小泉内閣時に励行された“指定管理者制度”導入の弊害として、
賃金の問題があるようです。
現在、年間約1万人の学生が司書資格を得るそうですが、その専門性に
見合った給与体系・手当を用意しないまま、「図書館サービスの向上を
担える人材育成」を唱えても…空しい気がします。はい。
(竹)
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□■ 月替わり連載コラム:
□■ 「江戸時代の1文は現在の何円?―レファレンス回答難の例」
□■ 江戸東京博物館・栗原智久さん
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江戸東京博物館・栗原さんのコラム最終回を掲載中です。
…昔と今の比較。回答するのが難しくて、よくきかれる質問のひとつに、
貨幣価値についてのことがある。
例えば「江戸時代の貨幣である1文は現在の何円くらいか」という質
問。本に数字が出ていればその本を紹介するということになろうが、
「この本には約何円と出ているけれども本当か」ときかれたら、回答は…。
※以下で全文を読むことができます。
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