3/10オープンの日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」、評判が
いいみたいですね。わかりやすい斬新なインタフェースで全国4300館以
上の公共図書館の蔵書を横断検索(3館まで選択可)でき、予約も可能。
ちなみに「カーリル」という名称は「借りる」から作った造語だとか。
システムは、米 Nota 社の CEO でソフトウェア作家の洛西一周(らく
さいいっしゅう)氏らが共同開発したもの。民間から突然、このような
無償の OPAC 横断検索システムが現れるとは驚きです。
国立国会図書館の「カレントアウェアネス-E No.168」(2010.3.24)の
インタビュー記事によると、「図書館の価値を再発見」というコンセプ
トの下、構想に1か月、開発に1か月、開発人数4人(20代中心)でカー
リルを仕上げ、かかったコストはわずか廉価サーバー数台分。ASP サー
ビスでアマゾンの書籍データベースを上手く使い、現在のところ、収入
源はアマゾンのアフィリエイトのみとのこと。
http://current.ndl.go.jp/e1035
短期間にこれだけのWebサービスを作ってしまうとは…。この機動力、
チームワーク、技術力は、図抜けてますね。
(竹)