Google ブック検索の和解問題。今号のニュースでも採り上げましたが、
CNET Japan の記事(5/12)がわかりやすく核心を突いているように思い
ます。著作権問題に詳しい福井健策氏(弁護士・ニューヨーク州弁護士・
日本大学藝術学部客員教授)の以下の言葉が印象深いです。
> 作家と出版社の牧歌的な時代は終わった。今までは良い時代だったが、
> これからは契約ということを意識せざるを得ないだろう。
>
> 欧米の多くは幅広い権利について著者と契約書を交わしており、割り
> 切った判断がしやすい。しかし日本では誰に何の権利があるかをあま
> りはっきりさせない共有関係を取ってきた。このこと自体が、Google
> という『黒船』に照らされた問題の本質だ。
Google スタッフとも意見交換をしたという福井氏。 21世紀、Google
主導のデジタル流通時代が幕を開けるのでしょうか。
「版権レジストリは、いわば世界規模の JASRAC」
CNET Japan 2009/5/12 永井美智子(編集部)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20392881,00.htm
(竹)
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