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     ╋■╋■╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ■╋■╋       レファレンスクラブ新企画
     ╋■╋   「公共図書館OPAC総合目録データベース」
     ■╋   (その3:NDL総合目録ネットワークゆにかねっと)
     ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     前号で「NACSIS Webcat(NII)のように、統一的な公共図書館の“総合
     目録”はまだありません。」と書いたところ、国立国会図書館関西館の
     方からメールをいただきました。

     国立国会図書館では、公共図書館を対象にした総合目録ネットワークシ
     ステム「ゆにかねっと」を運用中とのこと。その目的は、公共図書館に
     おける資料の共有化と、県域を越える全国的な図書館相互貸借等を支援
     することだそうです。

     http://www.ndl.go.jp/jp/library/backlist_network.html

     2008年3月末現在、「ゆにかねっと」の参加館は1,070館に及びます。日
     本全国書誌(JAPAN/MARC)を基盤とし、参加館のうち、国立国会図書館、
     都道府県立図書館および政令指定都市立図書館(中央館)61館から書誌・
     所在データの提供を受けてマッチングさせているようです。

    「ゆにかねっと」は、資料の貸出依頼を電子メールやFAXで送信するため
     の相互貸借支援機能を備えているようですが、国立国会図書館によると
     相互貸借の基本ルールとして、自館にない図書の貸出を依頼する順序は
     次の通りだそうです。

     1) 都道府県内の公共図書館
          ↓
     2) 所属地区ブロック内の公共図書館
      (北日本/関東/東海・北陸/近畿/中国/四国/九州)
          ↓
     3) 所属地区ブロック外の公共図書館
          ↓
     4) 国立国会図書館

     現状、圧倒的に多い 1) の相互貸借の場合、県域または地域の総合目録
     ネットワーク(OPAC横断検索など)がカバーし、県外の所蔵情報の調査
     や相互貸借の依頼に「ゆにかねっと」を、という棲み分けなのでしょう。

      *  *  *

     一方、「公共図書館OPAC総合目録データベース」の方は、データ提供館
     を大図書館に限定せずに、OPAC を公開している全国の公共図書館1,083
     館(市町村立を含める)を対象として考えています。

    【公共図書館Webサイトのサービス(日図協)】
      http://www.jla.or.jp/link/public2.html

     発端は、レファレンスクラブの掲示板に入った「ある資料(報告書)を
     探している」との質問でした。WebcatPlus でも NDL-OPAC でも(そし
     てNDL「ゆにかねっと」でも)ヒットしましせんでしたが、掲示板を見
     た、地方のある館の方が「うちが所蔵しているよ」と手を挙げてくださ
     いました。同館の OPAC で検索すると確かにヒットします。

     せっかく各図書館が OPAC を用意しているにも関わらず、その所在が
     わからないというジレンマ。そこで、自社の図書データベースを基盤
     に OPAC 公開館の情報を束ねて、大きな総合目録データベースができ
     ないだろうかと考えたわけです。

     単純に ISBN 等でマッチングさせて“所蔵館名”を取り込むという集
     中型データベースであれば、比較的実現性は高いと思われます。横断
     検索型のように検索館数が増えるにつれ、レスポンスが低下すること
     もありません。

     しかしながら、アンケート結果にもあった通り、検索して所蔵館がわ
     かった後、必要な図書を取り寄せたいというニーズへの対応が大きな
     課題として残ります。

     厳しい財政事情の中、図書館の資料購入費も抑えられると、益々公共
     図書館間の「相互貸借」ネットワークへのニーズは高まってきている
     と思われます。悩ましい問題ですね。

                         (ネット販促課・竹村)
     

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